平成29年2月7日 認定補聴器技能者養成事業
第一期養成課程 修了試験 過去問題
(問題25)音に関する記述で誤っているのはどれか。
1 「音の強さ」は感覚的な音の大きさを表す。
2 周波数成分を一つ以上持つ音を複合音という。
3 音は周波数の少ないほうが低い音に、多いほうが高い音に聞こえる。
4 周波数が同じ場合では、音圧が大きければ大きな音に聞こえ、音圧が小さければ小さい音に聞こえる。
(問題26) 3,000Hzの3オクターブ下の周波数はどれか。
1 1,500Hz
2 1,000Hz
3 600Hz
4 375Hz
(問題27)音速に関する記述で誤っているのはどれ力か。
1 水中の音速は鉄の中の音速より速い。
2 水中の音速は空気中の音速より速い。
3 水中の音速は氷の中の音速より遅い。
4 水中の音速はガラスの中の音速より遅い。
(問題28)倍率とデシベルの関係で誤っているのはどれか。
1 2倍=6dB
2 4倍=12dB
3 10倍=20dB
4 100倍=50dB
(問題29)耳の聞こえに関する記述で誤っているのはどれか。
1 一般に人の聴覚は1,000-2000Hz付近の周波数で最も感度が高い。
2 音圧レベルと周波数で表す「音の範囲」において、会話音の範囲は音楽の範囲より狭い。
各周波数で同じ大きさに感じる音の音圧レベルを繋いだ曲線を「等ラウドレベル曲線」という。
4 音の尺度を物理的な音圧レベルではなく、人の耳に感じる音の大きさで表したものをラウドネスという。
(問題30)補聴器の増幅に関する記述で誤っているのはどれか。
1 補聴器による音の増幅は、個々の難聴者の聞こえに合わせる必要がある。
2 リニア増幅では入力音の大きさの変化に応じて利得を変えながら増幅を行う。
3 ノンリニア増幅では小さい入力音は十分に聞こえるように高めの利得で増幅を行う。
ノンリニア増幅では大きい入力音は不快にならないように低めの利得で増幅を行う。
(問題31)補聴器の構成部分に関する記述で誤っているのはどれか。
1 動作に必要な電力を供給する電池。
2 電気信号を増幅するボリューム(利得調整器)。
3 増幅された電気信号を音に変換するイヤホン。
4 音をとらえて電気信号に変換するマイクロホン。
(問題32)補聴器の入力手段のうち、有線手段なのはどれか。
1 通信コイル
2 誘導コイル
3 外部入力端子
4 内蔵マイクロホン
(問題33)使用済み空気電池の回収に附る記述で退っているのはどれか。
1 回収対象電池は空気電池のみである。
2 回収処理事業は一般社団法人電池工業会が行っている。
3 回収処理事業の目的は、環境負荷の軽減と資源の有効活用である。
4 回収方法は登録された販売店に置かれたボタン電池回収缶に入れる。
(問題34)騒音への対策ではないのはどれか。
1 指向性
2 エクスパンション
3 ノイズリダクション
4 ハウリングキャンセラー
(問題35) リニア増幅とノンリニア増幅の説明で誤っているのはどれか。
1 ノンリニア増幅は線形増幅である。
2 デジタル補聴器でリニア増幅ができる。
3 ノンリニア増幅は入力音によって増幅の程度が変化する。
4 デジタル補 徳器はリニア増幅、ノンリニア増幅ができる。
(問題36)音響特性表で1,000Hzにおいて入力レベル60dBの出力レベルが80dB、入力90dBの出力レベルが95dBになっているとき正しいのはどれか。
1 リニア璔幅
2 約2倍の圧縮増幅
3 約1.5倍の圧縮増幅.
4 約1.5倍の伸長増幅
(問題37) 日常生活用具の給付について正しいものどれか。
1 補聴器と同様に耐用年数が5年と決められている。
2 聴覚障害者用通信装置は、聴覚に障害のある方に給付される。
3 携帯用信号装置は、視覚·触覚によらなければ呼び出しに応じられない聴覚障害者のみに給付される。
4 聴覚障害者用屋内信号装置は3級以下の聴覚障害のある18歳以上の方、聴覚障害者のみ及びこれに準ずる世帯に給付される。
(問題38) FMシステムについて誤っているのはどれか。
1 人工内耳でも使用ができる。
2 FM波で使用するシステムである。
3 誘導コイルに対応したものがある。
4 FMシステムのメーカーが異なると使用ができない。
(問題39)補聴援助システムの特徴について誤っているのはどれか。
1, FMシステムは、集団補聴に適している。
2 赤外線システムは、屋外では使用できない。
3 Bluetoothシステムは、音量の安定感が期待できる。
4 磁気ループシステムは、磁気と補聴器の距離に関わらず安定した音量が期待できる。
(問題40)補聴器の特性を測定する目的で誤っているのはどれか。
1 感度低下がわかる。
2 補聴器の使用環境の分析がわかる。
3 買い替えの際の参考や医療機関などへの報告ができる。
4 聴力レベル や聞こえの状態に対して補聴器が十分に音を供給できているか確認できる。
(問題41)補聴器の特性を測定する時に測定結果に影響を受ける為一時的に無効にする機能はどれか。
1 利得調整
2 音質調整
3 出力調整
4 ハウリング制御
(問題42)誘導コイル入力測定について誤っているのはどれか。
1 磁界の強さはdBHLで表される。
2 測定装置のループから発生した磁界を補聴器内の誘導コイルで受信する。
3 補聴器と磁気ル--プの距離や角度によって感度が変わるので測定の際には注意が必要である。
4 補聴器のマイクに60dBSPLの音が入力したときと誘導コイルに31.6mA/mの磁界が入力したときの補聴器出力音がほぼ同じレベルになる。
(問題43)補聴器特性を測定する為のカプラについて正しいのはどれか。
1 開放型疑似耳と2c㎡カプラがある。
2 密閉型疑似耳と2c㎡カプラがある。
3 密閉型疑似耳と2㎡カプラがある。
4 密閉型疑似耳と3c㎡カプラがある。
(問題44)補聴器の入出力特性を測定する時に用いる音源はどれか。
1 純音
2 バンドノイズ
3 スピーチノイズ
4 ウォーブルトーン
(問題45)補聴器の特性を測定する時にアダプタへの取り付け方で正しいのはどれか。
1 耳あな型補聴器を測定する場合は、専用のチューブを使用して基準面に揃える。
2 耳かけ型補聴器を測定する場合は、フックを粘土にて固定をして基準面に揃える。
3 ポケット型補聴器の場合には、耳せん、ジョイントを着けた状態で直接アダプタに取り付ける。
3 耳あな型補聴器の場合には、粘土を使い補聴器の音ロをアダプタの基準面に揃えて取り付ける。
(問題46)オージオメータを用いた聴功測定の種類で誤っているのはどれか。
1 閾値上聴力測定では不快閾値測定やABR測定がある。
2 最小可聴閾値測定では気導聴力測定と骨導聴力測定がある。
3 語音弁別測定は単音節リストを使用して語音をどれだけ正確に聞き取れるかを測定する。
4 語音了解閾値測定は1桁の数字リストを使用して、語音が聞き取れる最小のレベルを測定する。
(問題47)聴力レベル(HL)の説明で正しいのはどれか
1 健聴者がよく聞こえる音の平均値を使用して各周波数を0にそろえた。
2 人間は低音域で感度が鈍い、など周波数ごとに聞こえだす音圧が異なる。
3 人間が聞き取ることができる最も小さな音圧はどの周波数でも同じである。
4 低周波数だけは30dBHLは健聴者が聞こ出す音から30dB大きくした音と考えられる。
(問題48)聴力測定を行う環境で正しいのはどれか。
1
気導受話器が正しく装着されていなくても測定に問題はない。
2
聴力測定の際、気道受話器で耳を覆うので防音室がなくても測定に問題はない。
3
オージオメータは精密機器なので10年に1度はメーカーで校正してもらうことが望しい。
4
被測定者の位置は測定装置の操作が見られない位置で、かつ測定者からは被測定者の表情などがわかる位置がよい。
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