難聴になると認知症になりやすくなると厚生労働省から発表されました。
認知症の危険因子として加齢、遺伝、喫煙、高血圧の他、「難聴」も一因と上げられています。
2012年厚生労働省は、462万人の認知症患者がおり、2025年には患者数が700万人を超えると予想しております。
難聴になると周りとのコミュニケーションが減ってしまう事により認知症になり安くなります。会話がうまくいかないため、嫌な思いを繰り返し、他人との関わりを取らなくなってしまいます。
周りの人も大きな声を出さなくてはならなかったり、何度も同じ事を話さなくてはならないため話しかけなくなってしまいます。
テレビも家族と同じボリュームで見られないため自分の部屋でひとりで見ることになりがちです。
テレビ、ラジオを聞くのと違い会話は相手の言葉を聞き、脳で考えて言葉を返さなくてはなりません。また、会話は楽しい、悲しい、うれしい、腹が立つなど情動も起こしてくれます。
家族、友達、習い事など社会との交流、参加が減ってしまい、楽しみが減り不安、孤立感が増え、思考、意欲がなくなり認知機能に影響を及ぼすことがあります。
逆に難聴になり人が何を言っているのか分からないため、1,2回なら聞き返すがそれ以上になると聞き返すことが申し訳なく思ったり、面倒になったりしてしまい適当な返事や、まと外れな返事をしてしまい認知症と間違えられることもあります。