ご主人が施設に入ってしまい、自分が施設の方と話をしたり電話連絡をしたりしなくてはならなくなった。自分の病院と主人の施設とで毎日忙しく聴こえないと困る。家の電話は聴こえるが、携帯電話が聴き取りにくい。聴き間違いが多く迷惑を掛けてしまう。
30年前から聴き取りづらく当時補聴器を作ったが、うるさくて着けられなかった。
測定すると、左右とも平均聴力60㏈ですが、4000Hzと8000Hzはスケールアウトでした。語音弁別70%。
30年前から悪いかったとのことで語音弁別がもっと悪いと思っていましたが、そうでもなかったです。
クワトロ9で試聴しました。「昔に比べたらそんなにはうるさくはない。しかし自分の声がおかしく、あなたの声も機械の声みたいに違和感がある。」「おっしゃる通りです。補聴器の悪いところを先に伝えますとまず自分の声が自分の声ではないように聞こえます。今まで聞こえてなかった周りの音が聞こえてくるためうるさく感じます。ですので、慣らすことが必要です。買ってすぐよく聴こえるわけでなくはじめは7割ぐらいの音からはじめ徐々に音を大きくし慣らしていきます。3か月から半年かかります。」「騒がしく普通と違う感じがする」「そうですね。お客様はそう言いながら着け続けていただいているため必ず慣れます。慣れることができない方は、すぐ外したがったり、音を小さくしてほしいとおっしゃります。お客様は大丈夫です。しかも普通でないとおっしゃりましたが、お客様にとっての普通は聴こえてないことでしたが、聴こえてる人にとっての普通はこんな感じなので、昔はこんな感じだったのを忘れておられるだけです。」
価格を伝えるとびっくりされたため「予算はいくらでしたか?」「10万ぐらい」「20万ぐらい出していただいた方が絶対良いですよ」とエンヤを試していただきました。「さっきよりはうるさいが慣れることができそう」とエンヤ両耳になりました。