きくときく

認定補聴器技能者が日々、成長のためがんばってます。 補聴器とまったく関係ない私の頭の中も綴ります。

2020年04月

間違いだらけの補聴器選び
間違いだらけの補聴器選び

私が使用した認定補聴器技能者試験勉強ノートです。使えそうなものがありましたら、参考にしてください。

音節、モーラなどについて

 

十分大きな音で聞いた時の57-S語表での明瞭度測定の結果において, 平均聴力が約50dBHLである感音難聴者の傾向として正しいものはどれか。
1.
バ行,ダ行, ガ行, ザ行の有声破裂音, 有声摩擦音を聞き誤りやすい。

 

 

読話による識別が難しいのは「ハ」

 

1フォルマントと第2フォルマントが最も離れているのは 「イ」

母音で第2フォルマントの周波数が最も高いのは「イ」

母音で第1フォルマントが最も低いのは「ウ」

有声音の音源は声振動

母音の基本周波数とは声の振動周波数

フォルマント周波数→声の共鳴周波数

 

 

語は単一の音節ではない

語は意味を持つ最小単位である。


間違いだらけの補聴器選び
間違いだらけの補聴器選び

私が使用した認定補聴器技能者試験勉強ノートです。使えそうなものがありましたら、参考にしてください。

JISについて

 

高周波数平均値(HFA)は1000Hz1600Hz2500Hzの平均値である。

 

試験用ループに対する等価感度と最大感度レベルの試験はあるが、誘導コイルの入力周波数レスポンスに関する試験はない。

 

36ヶ月未満の幼児の補聴器の場合、電池の取り出しに工具を用いるか10N(約1㎏)以上の力を必要とする。

 

最大出力音圧レベルが132㏈を超える補聴器にはフィッティングを行うものに残存聴力を害する危険性があることを警告する。

 

 

 

試験項目

試験周波数

入力信号

試験方法

許容差

90dB 入力最大
音圧レベル

周波数レスポン曲線(200~5000Hz)

音圧レベル

90㏈の純音

 

平均値±4

最大±3

最大音響利得

周波数レスポン曲線(200~5000Hz)

音圧レベル

50㏈の純音

 

平均値±5

最大±3

規準周波数レスポンス曲線

周波数レスポン曲線(200~5000Hz)

音圧レベル

60㏈の純音

音質調整器をN

2000Hzまでは±4

それ以上は±6

電池の電流

1000Hz

65㏈の純音

 

20%を超えない

等価入力雑音

なし

50㏈の純音

 

3㏈を超えない

全高調波ひずみ

500Hz800Hz1600Hz

70

1600Hz65

 

3%を超えない

 

 

 

 

 

 

 

主な利得調整器とは使用者が装着した状態で使う利得調整器のことである。

 

 

90dB最大出力音圧レベルの側定は,出力制限装を断または効果の最小位置にする。

 

 

補聴器のJIS規格に基づく性能表示に関する記述

1. 90dB最大出カ音圧レベル周波数レスポンスは、利得調整器を利得最大にし、入力音圧レベル90dBで測定する。
2.
最大音響利得周波数レスポンスは、利得調整器を利得最大にし、入力音圧レベル60dB あるいは50dBで測定する。
3.
規準周波数レスポンスは,利得調整器を規準の利得にし、入力音圧レベル60dBで測側定する。

間違いだらけの補聴器選び
間違いだらけの補聴器選び

私が使用した認定補聴器技能者試験勉強ノートです。使えそうなものがありましたら、参考にしてください。

音場について

 

.補聴効果の確認を行うための環境

1.必要な設備

補聴効果の確認を音場で行う場合、下記の設備が必要となります。

①測定室(または条件を満たした空間)

②オージオメータなどの再生機器

③スピーカ 可能ならスピーカ部が1つになっているもの(高音、低音用などに分かれていないタイプが望ましい)。

④騒音計 サウンドレベルメータ(JIS C1509-1 又は IEC61672-1 に準拠しているもの)

 

2.測定室の条件

「補聴器適合検査の指針(2010)」では、検査室の条件を下記のように定めています。

補聴効果の確認を行う測定室もこれに準じます。

補聴器適合測定を音場で行う場合、騒音や測定音の反響の少ない準無響室であることが

望ましいが、実際の測定室の条件としては以下の事項を満たすものであることを考慮する

必要がある。

①騒音が測定結果に影響しない程度であること

②測定音の反響が測定に影響しない程度であること

③お客様の判断に影響するような心理的圧迫感がないこと

具体的には、騒音レベルは 50dBA)以下であること、測定音が室内で反響しにくくなるような措置(窓や壁面に厚地のカーテンを取り付ける、天井や壁面を吸音材にする、床面はカーペットにするなど)を講じることや、2m×3m 程度の広さを確保する等が望ましい。

音源スピーカはお客様の頭部中心と同じ高さとし、両者の間隔は 0.5m から 1m とする。両者と壁面までの距離は反響を考慮して、1m 程度離れていることが望ましい。

 

3.校正の方法

スピーカから呈示する音の音圧レベルを、聴力レベル(dBHL)として扱うためには、音場での 0dBHL 基準値を用いて校正する必要があります。

① お客様の頭部中心に相当する位置を測定の基準点とし、騒音計のマイクロホンを置く。

騒音計の特性は、Z 特性、または C 特性を使用する。

② オージオメータなどの再生機器の聴力レベルダイヤル値を 70dBHL にする。

③ 装用域値測定の場合は各周波数のウォーブルトーン(またはバンドノイズ)、語音明瞭度測定の場合は検査語表とともに録音されている校正基準音をスピーカから発生させ

て騒音計の音圧レベルを測定する。

④ 聴力レベルダイヤル値と基準点での音圧レベルの差が、自由音場における基準値

ISO-389-7 または ANSI S3.6)になるように校正する。語音聴力測定の場合は10dBSPL を基準値とする(70dBHL=80dBSPL)。

 

4.注意点

・スピーカの高さは、装用者の頭部の中央にスピーカの中心がくる位置に合せます。スピーカから装用者の座る位置までの距離は、出来れば 1m 前後が理想的です。防音室のスペースの関係でもっと距離が短くなってしまう場合もありますが、その場合は装用者が頭を動かした時に、音の強さへの影響が大きくなります。1m 距離がとれている場合は、頭が 0.3mスピーカに近づいた場合、スピーカと装用者の距離が 0.7m になりますので、3dB 強く音が耳に届く計算になります。スピーカとの距離は近くても 0.5m はとるようにします。距離が0.5m の時には、頭が 0.3m スピーカに近づくと計算上は 8dB 音が強く耳に届くことになります。60dBHL で測定を行っているつもりでも、装用者が少し前かがみになると、68dBHLの音が耳に届いてしまう可能性があるということです。装用者とスピーカとの距離が近いと、測定誤差が大きくなるのです。また装用者の後ろやスピーカの後ろも、反響してくる音の影響を減らすために出来るだけ壁面との距離をとります。

・騒音計の特性は、Z 特性、または C 特性を使用します。(全ての周波数で重みづけがないのが Z 特性です。C 特性は Z 特性と似ていますが、高い音と低い音で少し感度が低くなっています。A 特性は人間の耳の感度と似て測定されますので、500Hz 以下で感度が低くなっています。つまり低域を含む音を測定している場合、同じ音を測定しても、A 特性での測定では Z C 特性より小さな値の結果になります。)

ISO の規格値は両耳聴の基準値(両耳で聞いた時の値)です。ANSI には両耳の値に一律

2dB を加えた値が片耳での基準値として記載されているので、片耳での測定が主な場合

には、この値で校正を行うことが多くなっています。

 

 

. 客観的評価法

1. 語音明瞭度測定

使用する音源:日本聴覚医学会作成 67-S 又は 57-S 語表(a67-S 語表を使用 (明瞭度曲線を求める方法)

方法:音場での裸耳と装用時の明瞭度曲線の測定結果を比較します。

裸耳、装用時とも 4050607080dBHL のうち連続した 3 レベル以上で呈示します。(音量の不足により非装用時の音場での測定が困難な場合は、受話器の測定値をその旨を明記の上代用します。)

評価:装用時の明瞭度が小さめの音圧から 70dB または 80dB までの広い範囲で良好であることです。音圧の上昇とともに明瞭度が低下する現象がないことが好ましいです。測定範囲内での装用時の最良の明瞭度が裸耳の値より 15%以上低下している場合は適合不十分です。

 

b57-S 語表を使用 (裸耳 1つの表、装用時 1つの表を測定し比較する方法)

方法:音場での裸耳と装用時の測定結果を比較します。

裸耳は平均聴力+30dB が基本(重度の難聴では可能なレベルで測定)とし、装用時は60dBHL(測定音が大きい場合は 5dB から 10dB 減衰させる)で行います。

 

評価:装用時の明瞭度が裸耳での結果よりも、+10%を越えている場合は適合良好、±10%以内の場合は適合許容、-10%より悪化していたら適合不十分ですから調整を見直します。注:本記述の主な内容は「補聴器適合検査の指針(2010)」より引用させていただきました。

 

2.装用閾値の測定

使用する音源:ウォーブルトーンまたはバンドノイズ

方法:音場での裸耳閾値と装用閾値を測定します。

測定方法は純音聴力測定に準じ、測定周波数は 250500100020004000Hz が基本です。

左右の聴力がほぼ同程度、または非測定耳が良聴耳の場合には、非測定耳の遮蔽またはマスキングが必要です。

装用閾値の記入方法

*装用時閾値と裸耳閾値の差をファンクショナルゲインと言う。

評価:「補聴器適合検査の指針(2010)」には次のように記載されています。

補聴器非装用時閾値は純音聴力検査結果と比較し,良聴耳の気導閾値と大きな差がないか検討する必要がある。差が大きい場合には,音圧校正方法の誤りか測定方法の誤りが考えられる。

ファンクショナルゲインが聴力レベルの半分(ハーフゲイン)であるか,装用閾値が 1000Hz 35dB HL 以内であればよい。ファンクショナルゲインは低音域ではハーフゲインより少なくてもよく,高音域の利得は補聴器の性能上ハーフゲインが得られない場合がある。

※重度難聴者を除く記号は決められていないが、一般的には裸耳閾値が△で装用時の閾値が▲。どの記号を使用したのかを凡例に記載しておく。

注意点:

・音場での測定は、測定環境などによって結果に多少のばらつきが生じます。またノンリ

ニア補聴器の場合は、測定音の大きさによって補聴器の利得が変化していることに注意し

ます。装用閾値の結果は、主に小さな音がどれ位のレベルできこえ始めるかを評価してい

る形になるので、会話レベルの音や大きめの音など、装用閾値の測定だけでは把握しきれ

ない「ユーザーが聞きたい音が補聴器に入ったときの利得」を考慮する必要があります。

・測定音を長めに出すと、騒音制御機能が働いて補聴器の音が下がり、測定結果が悪く出

る場合があります。予想された値とかけ離れた結果が得られた場合は、機能をオフにして

再測定を行います。

 

 

 

 

 

 

0HL10SPL

 

校正の方法
お客様の頭部中心に相当する位置を測定の基準点とし、騒音計のマイクロホンを置く。
騒音計の特性は、Z特性、またはC特性を使用する。
オージオメータなどの再生機器の聴力レベルダイヤル値を70dBHLにする。
装用閾値測定の場合は各周波数のウォーブルトーン(またはバンドノイズ)、語音明瞭度測
定の場合は検査語表とともに録音されている校正基準音をスピーカから発生させて騒音計の音圧レベルを測定する。騒音計を80㏈に合わす。

 

 

測定法a

(裸耳で2つの表、装用時で1つの表を測定し比較する方法)

簡易的な方法として最高明瞭度の測定
平均聴力60dB未満の場合→平均聴カ+30dB+40dBの各1表ずつ
平均聴力60dB以上の場合→平均聴カ+20dB+30dBの各1表ずつ補聴効果の確認をするために、この裸耳の最高明瞭度の測定結果と装用時 (音場)70dBSPLでの測定結果を比較します。 装用時の明瞭度が裸耳での結果よりも10%
以上悪化していたら、 調整を見直すことが必要です。

 

測定方法b
(
裸耳1つの表、装用時1つの表を測定し比較する方法)

音量:装用時: 60dBHL(=70dBSPL)(検査音が被検者にとって大きすぎる場合は、 5から10dB減衰してもよい。)
(裸耳)装用時: 平均聴カ+30dBが基本
比較: 裸耳の最高明瞭度との比較
      +10%
を超えている=適合良好
     
±10%以内=適合許容
     -10%
より悪化=適合が不十分

 

測定方法c
 (
明瞭度曲線を求める方法)

音量:補聴器装用·非装用時とも
40,50,60,70,80
HLのうち連続した3レベル
以上を提示します。70dB SPLで測定。聴カレベルが80dBHLを超える難聴者の場合は測定音圧を5~10dB大きくして測定する。

評価
装用時の明瞭度が小さめの音圧から70dBまたは80dBまでの広い範囲で良好であること
です。
·音圧の上昇とともに明瞭度が低下する現象が無いことが好ましい。
·測定範囲内での装用時の最良の明瞭度が非装用時の値より15%以上低下している場合は適合不十分です。

 

 

装用闘値の測定
①使用機器: オージオメータ、または音場測定用機器
② 測定場所: 防音室内などできるだけ騒音と反響を受けない騒音レベルが50dB (A) 以下の場所で行います。
③測定音源: 純音を使わない。
ウオーブルトーン(震音)、 またはバンドノイズ (狭帯域雑音)

 

騒音計(サウンドレベルメーター)の周波数重み付け特性の基準となる周波数は

1,000Hz

 

 

ウォブルトーンは、周波数変調(FM)音

 

 

普通の会話の聞き取りを評価する時のレベルは57-S-67-S語表の単音節語音では70dB SPL,会話音や朗読音では 65dB SPLが使用される場合が多い。

 

線形増幅の補聴器ではファンクショナルゲインと実耳挿入利得はほぼ等しい。

 

密閉形擬似耳での補聴器の測定データは、2CCカプラでの測定データより大きくなる。

間違いだらけの補聴器選び
間違いだらけの補聴器選び

私が使用した認定補聴器技能者試験勉強ノートです。使えそうなものがありましたら、参考にしてください。

検査、測定について

 

語音測定

検査語音の提示音圧レベルと対側耳の骨導闘値との差が40dB以上ある場合には, マスキングが必要となる。

気導聴力が50㏈いないであればマスキングの必要なし。

しかし若い方は骨導がマイナスの方もいるので要注意。

 

オーバーマスキングしないレベル「50+良い耳の骨導値」

マスキングの最大値「○+×-良い耳の骨導値」

 

 

補充現象を調べる検査

 

SISI検査、ABLB検査、自記オージオメトリなどがあるが、
それ以外にも耳小骨筋反射検査やABRや蝸電図検査も補充現象を捉えることができる。

ABLB検査

この検査の欠点は一側が正常聴力耳でなければならないことである。

ほとんどの補聴器装用者には適応とならない。

正常聴力耳と難聴耳を比較する。

 

SISI検査

通常わずかな音の大きさの変化を人は気づきにくいが、補充現象のある人ではそれを捉えることができるのを利用した検査である。
例)20㏈と21㏈の違いを区別できるか

 

○自記オージオメトリ
自動的に周波数、提示音の大きさを変え、連続音と断続音の二つの提示音の差を比べる。

時間がかかる

Ⅰ型:正常

Ⅱ型:補充現象あり。

Ⅲ型:後迷路性難聴

Ⅳ型:後迷路性難聴

Ⅴ型:心因性難聴

 

 

脳の電位誘導による聴力測定

 

○聴性脳幹反応(ABR)検査

脳波で聴力を測る。

低音域は信頼性がない。

聴性脳幹反応(ABR)は内耳障害で異常を認める。

 

○聴性定常反応(ASSR

耳からの音刺激に対する反応脳波の微弱な電流を測定。

ASSRは、周波数特異性を持った検査であり、 オージオグラムの推定ができる。

 

○インピーダンスオージオメトリ (ティンパノグラムと耳小骨筋反射検査)
密閉した外耳道に検査音を入れ、戻ってくる音を拾って中耳のインピーダンスの変化をみる。中耳の伝音機構がどの程度音を妨げているのか調べる。

○ティンパノグラム:外耳道圧を変化させ、コンプライアンス(インピーダンスの逆数)変化を見る。A型 正常、C型 耳管狭窄症、B型 滲出性中耳炎

 

○耳小骨筋反射:強大音を出してアブミ骨筋が収縮したときのインピーダンス変化を見る。顔面神経障害の部位診断に使われる。

 

 

○耳音響放射OAE

他覚的聴力検査として利用される。とくに新生児聴覚スクリーニング検査として利用されている。

音による蝸牛基底板の振動(外有毛細胞の振動)が中耳(耳小骨連鎖·鼓膜)を通して外耳道に放射されるのをとらえることにより、内耳(外有毛細胞) 機能をとらえるものである。
正常な耳からは絶えず小さな音が放射されている。異常があれば減少、放射されなくなる。

 

 

乳幼児聴力検査

○聴性行動反応聴力測定BOA 0から6か月まで  片耳測定不可

CORの簡易的なテスト。乳幼児の聴性行動反応(びっくりする、目を閉じる、目が覚める、音を探すなど)を指標にして、難聴の有無や、おおよその程度について調べる。音源としては、鈴・紙もみ音・検査音発生装置・大きな音にはCOR装置などを用いる。

○条件詮索反応聴力検査COR 4か月から3歳まで  片耳測定可能
スピーカから音が聞こえると、その音を探したり、音のする方を見るなどの反応を、視覚刺激で条件付け、強化して行う聴力検査法

 

○ピープショウテスト:2歳から4歳まで  片耳測定不可 レシーバが装着できれば可能
屋根の部分に取り付けたスピーカから音が聞こえてきたら、すぐに手前の赤いボタンを押すと、部屋の中が明るくなって、室内が見える仕掛けを利用して行う幼小児向けの聴力検査。遊戯聴力検査の一種。

 

 

○遊戯聴力検査:適用年齢は概ね3~6歳である。   片耳測定可能 

おはじき、サイコロなどを使い音が聞こえたら玉を1つ移動させる。

おはじき,サイコロ、数遊び玩具などを使って,音が聞こえたら玉を一つ移動させるという条件付けを行い,聴力を測定する検査法。一般に,3歳以上の幼児に適応。ヘッドフォンで左右耳別の気導聴力閾値検査が可能。年齢によりマスキング下の骨導検査も可能である。

 

良いと思われる側の耳から先に行う。
検査室に入る前から聴力検査は始まっている。

○聴性脳幹反応(ABR)検査  新生児から実施可能。

脳波で聴力を測る。低音域は信頼性がない。

 

○聴性定常反応(ASSR)  新生児から実施可能

耳からの音刺激に対する反応脳波の微弱な電流を測定。

ASSRは、周波数特異性を持った検査であり、 オージオグラムの推定ができる。

○耳音響放射OAE  新生児から実施可能

他覚的聴力検査として利用される。とくに新生児聴覚スクリーニング検査として利用されている。

音による蝸牛基底板の振動(外有毛細胞の振動)が中耳(耳小骨連鎖·鼓膜)を通して外耳道に放射されるのをとらえることにより、内耳(外有毛細胞) 機能をとらえるものである。
正常な耳からは絶えず小さな音が放射されている。異常があれば減少、放射されなくなる。

 

○視覚強化式聴力検査(VRA)  6ヶ月~1歳半

乳幼児の音に対する反射的な頭部の動きを利用します。

 

○自動聴性脳幹反応(AABR

 

○新生児聴覚スクリーニング検査

自動聴性脳幹反応(AABR)と耳音響放射OAEをおこなう。

 

 

○対話文追唱検査

検査者と被験者とのやりとりのスムーズさをみる

 

 

○実耳測定

プローブチューブの位置を深くすると高音部の音圧が増す。

 

 

1. 自動ABROAEでは, 自動ABRの方が費用も安く簡便であるが、偽陽性率が高い。

間違いだらけの補聴器選び

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私が使用した認定補聴器技能者試験勉強ノートです。使えそうなものがありましたら、参考にしてください。

数字系

 

2分法:(10002000)÷2

3分法a:(50010002000)÷3

3分法b:(50010004000)÷3

4分法a:(5001000×22000)÷4

4分法b:(500100020004000)÷4

6分法:(5001000×22000×24000)÷6

 

 

身体障害者手帳と判定基準

2級:両耳の聴力レベルがそれぞれ100dB以上のもの(両耳全ろう)
3
級:両耳の聴力レベルが90dB以上のもの(耳介に接しなければ大声語を理解し得ないもの)
4
級:1. 両耳の聴力レベルが80dB以上のもの(耳介に接しなければ話声語を理解し得ないもの)
   2. 両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50%以下のもの
6
級:1.両耳の聴力レベルが70dB以上のもの(40cm以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの)
   2. 一側耳の聴カレベルが90dB以上、他側耳の聴カレベルが50dB以上のもの

 

 音圧(パスカル) = 音圧レベル(デシベル)
0.00002 Pa
20μPa、)     = 0 dB
0.0002 Pa
      = 20 dB
0.002 Pa       = 40dB
0.02 Pa
       = 60 dB
0.2 Pa
        = 80dB
1Pa
        = 94dB
2 Pa
        = 100dB
20 Pa
        = 120dB


人の聞き取れる音の大きさ

0.00002 Pa20 Pa

 


音の波長[m]音速340[m/s]÷音の周波数[Hz]

基本周波数を求める例として、一方の端が閉じた管を考えたとき

基本数周波数=音速340[m/s]÷4×管の長さ(㎝)

 

 

周波数(Hz)=1÷周期(秒)  音の周期が1秒の時周波数は1Hz

 

圧縮率=入力レベルの変化量÷出力レベルの変化量

 

 

2秒後にやまびこが帰ってきた。山までの距離は何mか?

距離=時間×速度

X2秒×340

X640m  これは、往復した距離のため半分の340mが正解。

 

 

音の周波数と波長の関係

1000 Hz の場合     1波長はおよそ34 cm
100 Hz
の場合      1波長はおよそ 3.4 m
10 Hz
の場合       1波長はおよそ34 m
1 Hz
の場合         1波長はおよそ340 m

 

壁を透過したエネルギーが入射エネルギーの1/10なら:-10
壁を透過したエネルギーが入射エネルギーの1/100なら:-20 dB
壁を透過したエネルギーが入射エネルギーの1/1000 なら:-30 dB
壁を透過したエネルギーが入射エネルギーの1/10000なら:-40 dB

音圧が2倍になると音圧レベルが6㏈大きくなる

音圧が4倍になると音圧レベルが12㏈大きくなる

音圧が1/2倍になると音圧レベルが6㏈小さくなる

 

 

 

音の足し算

2倍で +3

3倍で +5

10倍で +10㏈        例)60㏈+60㏈=63

 

音の引き算

2つの音の差が  3㏈で -3

         45㏈ -2

         69㏈ -1㏈ 

10㏈  -0㏈    例)64㏈-60㏈=62

 

 

 

 

点音源の距離減衰

距離が2倍になると-6

距離が4倍になると-12  

距離が10倍になると-20

例)工場の排気口から5 m点の音圧レベルが82 dBであるとき、排気口から4(20m)離れた点の音圧レベルは、82-6-6= 70 dBとなる。

線音源の距離減衰

距離が2倍になると-3 dB

例)交通量の多い道路(バイパス)の車線中央から10m点の音圧レベルが 70 dBであるとき、

距離が倍離れた20 m地点の音圧レベルは、70-3= 67 dBとなる。

 

面音源の距離減衰

音源に近い範圏では、音は減衰しない。
遠い場合は減衰する

 

 

両耳装用の効果と適応

左右の聴力差

適応

効果

15dB未満

あり

あり

15dB以上25d B

場合による

限られる

25dB以上

なし

ほとんどない

   

最高語音明瞭度の左右差

適応

効果

20%未満

あり

あり

20%以上30%未満

場合による

限られる

30%以上

なし

ほとんどない

間違いだらけの補聴器選び
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