間違いだらけの補聴器選び
間違いだらけの補聴器選び

私が使用した認定補聴器技能者試験勉強ノートです。使えそうなものがありましたら、参考にしてください。

検査、測定について

 

語音測定

検査語音の提示音圧レベルと対側耳の骨導闘値との差が40dB以上ある場合には, マスキングが必要となる。

気導聴力が50㏈いないであればマスキングの必要なし。

しかし若い方は骨導がマイナスの方もいるので要注意。

 

オーバーマスキングしないレベル「50+良い耳の骨導値」

マスキングの最大値「○+×-良い耳の骨導値」

 

 

補充現象を調べる検査

 

SISI検査、ABLB検査、自記オージオメトリなどがあるが、
それ以外にも耳小骨筋反射検査やABRや蝸電図検査も補充現象を捉えることができる。

ABLB検査

この検査の欠点は一側が正常聴力耳でなければならないことである。

ほとんどの補聴器装用者には適応とならない。

正常聴力耳と難聴耳を比較する。

 

SISI検査

通常わずかな音の大きさの変化を人は気づきにくいが、補充現象のある人ではそれを捉えることができるのを利用した検査である。
例)20㏈と21㏈の違いを区別できるか

 

○自記オージオメトリ
自動的に周波数、提示音の大きさを変え、連続音と断続音の二つの提示音の差を比べる。

時間がかかる

Ⅰ型:正常

Ⅱ型:補充現象あり。

Ⅲ型:後迷路性難聴

Ⅳ型:後迷路性難聴

Ⅴ型:心因性難聴

 

 

脳の電位誘導による聴力測定

 

○聴性脳幹反応(ABR)検査

脳波で聴力を測る。

低音域は信頼性がない。

聴性脳幹反応(ABR)は内耳障害で異常を認める。

 

○聴性定常反応(ASSR

耳からの音刺激に対する反応脳波の微弱な電流を測定。

ASSRは、周波数特異性を持った検査であり、 オージオグラムの推定ができる。

 

○インピーダンスオージオメトリ (ティンパノグラムと耳小骨筋反射検査)
密閉した外耳道に検査音を入れ、戻ってくる音を拾って中耳のインピーダンスの変化をみる。中耳の伝音機構がどの程度音を妨げているのか調べる。

○ティンパノグラム:外耳道圧を変化させ、コンプライアンス(インピーダンスの逆数)変化を見る。A型 正常、C型 耳管狭窄症、B型 滲出性中耳炎

 

○耳小骨筋反射:強大音を出してアブミ骨筋が収縮したときのインピーダンス変化を見る。顔面神経障害の部位診断に使われる。

 

 

○耳音響放射OAE

他覚的聴力検査として利用される。とくに新生児聴覚スクリーニング検査として利用されている。

音による蝸牛基底板の振動(外有毛細胞の振動)が中耳(耳小骨連鎖·鼓膜)を通して外耳道に放射されるのをとらえることにより、内耳(外有毛細胞) 機能をとらえるものである。
正常な耳からは絶えず小さな音が放射されている。異常があれば減少、放射されなくなる。

 

 

乳幼児聴力検査

○聴性行動反応聴力測定BOA 0から6か月まで  片耳測定不可

CORの簡易的なテスト。乳幼児の聴性行動反応(びっくりする、目を閉じる、目が覚める、音を探すなど)を指標にして、難聴の有無や、おおよその程度について調べる。音源としては、鈴・紙もみ音・検査音発生装置・大きな音にはCOR装置などを用いる。

○条件詮索反応聴力検査COR 4か月から3歳まで  片耳測定可能
スピーカから音が聞こえると、その音を探したり、音のする方を見るなどの反応を、視覚刺激で条件付け、強化して行う聴力検査法

 

○ピープショウテスト:2歳から4歳まで  片耳測定不可 レシーバが装着できれば可能
屋根の部分に取り付けたスピーカから音が聞こえてきたら、すぐに手前の赤いボタンを押すと、部屋の中が明るくなって、室内が見える仕掛けを利用して行う幼小児向けの聴力検査。遊戯聴力検査の一種。

 

 

○遊戯聴力検査:適用年齢は概ね3~6歳である。   片耳測定可能 

おはじき、サイコロなどを使い音が聞こえたら玉を1つ移動させる。

おはじき,サイコロ、数遊び玩具などを使って,音が聞こえたら玉を一つ移動させるという条件付けを行い,聴力を測定する検査法。一般に,3歳以上の幼児に適応。ヘッドフォンで左右耳別の気導聴力閾値検査が可能。年齢によりマスキング下の骨導検査も可能である。

 

良いと思われる側の耳から先に行う。
検査室に入る前から聴力検査は始まっている。

○聴性脳幹反応(ABR)検査  新生児から実施可能。

脳波で聴力を測る。低音域は信頼性がない。

 

○聴性定常反応(ASSR)  新生児から実施可能

耳からの音刺激に対する反応脳波の微弱な電流を測定。

ASSRは、周波数特異性を持った検査であり、 オージオグラムの推定ができる。

○耳音響放射OAE  新生児から実施可能

他覚的聴力検査として利用される。とくに新生児聴覚スクリーニング検査として利用されている。

音による蝸牛基底板の振動(外有毛細胞の振動)が中耳(耳小骨連鎖·鼓膜)を通して外耳道に放射されるのをとらえることにより、内耳(外有毛細胞) 機能をとらえるものである。
正常な耳からは絶えず小さな音が放射されている。異常があれば減少、放射されなくなる。

 

○視覚強化式聴力検査(VRA)  6ヶ月~1歳半

乳幼児の音に対する反射的な頭部の動きを利用します。

 

○自動聴性脳幹反応(AABR

 

○新生児聴覚スクリーニング検査

自動聴性脳幹反応(AABR)と耳音響放射OAEをおこなう。

 

 

○対話文追唱検査

検査者と被験者とのやりとりのスムーズさをみる

 

 

○実耳測定

プローブチューブの位置を深くすると高音部の音圧が増す。

 

 

1. 自動ABROAEでは, 自動ABRの方が費用も安く簡便であるが、偽陽性率が高い。

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