形

難聴の度合い。どういうシーンで使うか。手が不自由な方かどうか。

その人その人にあった補聴器があります。


認定補聴器技能者 小栗 啓が、第三者の中立的な立場でお伝えさせて頂きます。


耳かけ型
 
耳かけ

補聴器全体の約60%の人が使っています


難聴の程度が軽度から重度まで幅広く対応できます。


こんな人におすすめ

・こもり感が気になる人

・充電式が良い人(耳穴型は種類が少ないです)

・難聴の程度が重度の人


長所

・聞こえが良い(違和感が比較的少ないので補聴器が初めての方は慣れやすいです)

・大きさ、形の種類が多い。

・機能性が良い

・目立ちにくい

 

短所

・汗の影響を受けやすい。汗かきの人、スポーツ時には向いていない。

・装着の練習が必要(装着は簡単と思う方も多いかもしれませんが、やってみると難しい場合もあります。練習すればできるようになる方も多いですが、手が不自由な方は無理な場合が多いです。練習して装着できるようになる方でも毎日練習して2週間以上かかる方も多いです。装着の練習だけにご来店される方もいらっしゃいます。)

 


耳穴型 
耳穴

補聴器全体の約35%の人が使っています

粘土で耳の型を取ってピッタリに合わせます。


こんな人におすすめ

・目立たない補聴器が欲しい人

・汗かき、スポーツ時に使う人

・メガネ、マスクをする人

 

長所

・目立ちにくい

・装着しやすい

・外れにくい

・汗の影響を受けない


短所

・ピーピー音(ハウリング)が鳴りやすい(音量を大きくするとピーピー音が鳴りやすいため重度難聴の人はむかないです)

・こもり感、自分の声に違和感がある

・充電式がほとんどない。電池式がほとんどである。


ポケット型 
ポケット

補聴器全体の約5%の人が使っています

最近はあまり使われていません。


こんな人におすすめ

・手が不自由な方

・寝たきりの人(ピーピー音が出にくい)

・重度難聴の人

 

長所

・操作がしやすい

・電池寿命が長い

・紛失しにくい

・ピーピー音(ハウリング)が出にくい


短所

・聞こえが良くない

・コードが邪魔

・目立つ

 

骨伝導型

骨導

音ではなく骨に振動を伝えて聞こえるようにします。

実用性は低くおすすめではありません。


短所

・デザインが悪い

・聞こえが良くない

・それほど音を大きくできない。


最後まで読んで頂いてありがとうございました。



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