きくときく

認定補聴器技能者が日々、成長のためがんばってます。 補聴器とまったく関係ない私の頭の中も綴ります。

カテゴリ: 補聴器

認定補聴器技能者 小栗 啓が、第三者の中立的な立場でお伝えさせて頂きます。
耳かけ

年齢と共に身体が衰えていくことは、誰にとっても避けることができないことですが、衰えるスピードは個人差が大きくあります。

加齢性難聴は年齢と比例することがほとんどですが、個人差が大きく出ます。

補聴器をつけるタイミングは年齢でなく、本人(家族など周りの人の場合もある)がどれほど困っているのか「困り具合」で、判断することがひとつの目安です。

難聴レベルによっても「困り具合」に違いが出ます。

現役で働いている人、引退している人、アクティブな人、引きこもりの人と環境によっても「困り具合」も違いが出ます。

 

軽度難聴でも大会社の社長さんであれば、必要です。

高度難聴の人でも困り事がないと必要ないです。

 

本当に困ってから補聴器をつけても語音弁別能が悪くなってしまい手遅れになることが多いため、決断は早いほうが良いです。


耳かけ

認定補聴器技能者 小栗 啓が、第三者の中立的な立場でお伝えさせて頂きます。

補聴器と集音器の違い

補聴器と集音器はまったく違うものです。

搭載されている機能、音質、得られる効果が違います。

聴力が悪いといっても高い音が悪い人、低い音が悪い人など様々です

補聴器は足りない音のみを大きくします。

集音器はすべての音を大きくします。そのため聞こえていない音を大きくすると聞こえている音が大きくなり過ぎてしまいます。

補聴器は薬機法に定められた管理医療機器です。

雑音と人の声を認識してくれたり、ものすごく大きな音を一定以上大きくしないようにしてくれたり、ピーピーとなるハウリングを抑えてくれたり、安心して使用できるような機能が備わっています。

あなたに合ったオーダーメードの音にしてくれます。

そのために正しい聴力測定を行い、正しい問診を行い、正しい調整を行います。

集音器は通信販売ができますが、補聴器はできません。

認定補聴器技能者からの購入をお勧めします。


最後まで読んで頂いてありがとうございました。




認定補聴器技能者 小栗 啓が、第三者の中立的な立場でお伝えさせて頂きます。

耳穴

補聴器を着けても語音弁別能が悪い場合、聞こえに満足していただくことが難しいです。

実際の事例を知っていただくことにより、補聴器生活が少しでも快適になれば幸いです。

 

伝えたいこと

・語音弁別能(参考 語音弁別能)が悪くなってからでは遅いので、早く補聴器を着けて欲しい。

・語音弁別能が悪い場合、良く聞こえていた時(若かったとき)の聞こえには戻らない。
 それを受け入れなくては補聴器とうまく付き合えない。

・あきらめなくてはならないこともあるが、要望を伝えると改善できることもある。
 (当店は貸し出しは無料で、成約まで一切代金は頂いてません。)

 

事例

72歳 男性

現在 両耳 60万円のカナル使用 3年前に購入

 

〔要望〕

声は聞こえるが何を言っているのか内容がわからない

言葉の内容がわかるようにして欲しい

友人とのゴルフ後の食事での会話が聞き取れず「カッコ悪い」ので、改善したい

〔対応〕

語音弁別能が70%であるため

・補聴器の限界

・言葉の聴き取りが、良く聞こえていた時(若かったとき)の70%であること。100%にはならないこと

・騒がしい場所での会話、複数人との会話は70%以下になること。

・ご希望に100%答えることはできないこと。

お伝えした上で、シグニア5NXカナル 両耳(47万円)を貸し出ししました。

 

1週間後

〔要望〕友人の声は聞こえているが、内容がわからないため調整して欲しい

〔対応〕音量を上げました。

お客様「音をもっと大きくして欲しい」

小栗「音量を上げると声は大きくなるが、内容の聴き取りは変わらないか、もしくは余計に聞き取りにくくなる可能性があります。」

お客様「認定補聴器技能者の小栗さんなら、なんとかして内容が聞き取り安くできるでしょう?」

小栗「補聴器の調整によってお客様の聞こえを最大限まで引き出すことは一生懸命させていただきます。お客様の聞こえの限界、補聴器の限界まで調整させていただきます。しかし語音弁別能を100%にすることは無理です。」

お客様「これで様子見てみます。」

 

さらに1週間後

〔要望〕電話が聴き取りにくい

〔対応〕電話が聞きやすいプログラムを作りました。

お客様「固定電話の声は聞こえるが、内容がわからない」

小栗「電話が聞きやすいプログラムを作りました。ボタンを押すと電話が聞こえ安い音に変わります。」

実際に電話で体験いただきました。

お客様「これは良く聞こえる。ありがとう」

 

さらに1週間後

〔要望〕音を小さくして欲しい

〔対応〕音量を上下げました。

お客様「周りの音が気になって、言葉がわかりにくい。音を下げて欲しい。」

小栗「音を下げると初めの音に戻りますが、良いですか?」

お客様「戻して欲しい」「もっと内容がわかるようにならないかな?」

小栗「補聴器の調整によってお客様の聞こえを最大限まで引き出すことは一生懸命させていただきます。お客様の聞こえの限界、補聴器の限界まで調整させていただきます。しかし語音弁別能を100%にすることは無理です。」この話しは何回も伝えていますが納得いただけない様です。

 

さらに1週間後

〔要望〕音を大きくして欲しい

〔対応〕ボリュームコントロールをつけました。

お客様「音を小さくしたら聞きにくくなったので、大きくして欲しい。」

小栗「スマホを使ってボリュームを変更できるようにできますよ。」

お客様「スマホは持っているが、苦手だな。」

小栗「1週間ほど頂ければ、ボリュームコントロールというものをつけることができます。」

 スマホ ボリュームコントロール

さらに1週間後

小栗「これでボリュームコントロールを回転させることにより音を大きくしたり、小さくしたりできます。」

お客様「ボリュームコントロールが小さくてうまく回転できない。」

小栗「1週間ほど頂ければ、ボリュームコントロールを大きくして回転しやすくできます。」

 

さらに1週間後

お客様「これでボリュームコントロールを回転しやすくなったので、これでやってみます。」

 

さらに1週間後

〔要望〕友人の声は聞こえているが、内容がわからないため調整して欲しい

〔対応〕機種を7NX67万円)へグレードアップしました。

お客様「だいぶ聞こえは良くなったが、まだ友人の話す内容がわかりにくいときがある。」

小栗「補聴器の音は合っています。」

小栗「聞き取りにくい原因は

①そもそも友人の声が聞き取りにくい声である。

②周りが騒がしい。

③語音弁別能が70%であるため

の3点考えられます。

①の場合は友人にはっきり、ゆっくり話すようにお願いしてください。

②の場合は、補聴器のグレードアップをすると周りの雑音は防ぐことができます。

③の場合は、しょうがないです。

お客様「グレードアップしてみようかな?」

小栗「グレードアップすると今よりは聞きやすくなりますが、語音弁別能の70%が80%になったりはしませんので、良く聞こえる人の70%であることには変わりがありませんで、それを理解した上であれば、挑戦してみても良いと思います。」

 

さらに1週間後

小栗「これが最高位機種です。」

お客様「これでダメであれば諦めるしかないね」

 

さらに1週間後

お客様「購入を決めます。いろいろありがとう」


最後まで読んで頂いてありがとうございました。



 

形

難聴の度合い。どういうシーンで使うか。手が不自由な方かどうか。

その人その人にあった補聴器があります。


認定補聴器技能者 小栗 啓が、第三者の中立的な立場でお伝えさせて頂きます。


耳かけ型
 
耳かけ

補聴器全体の約60%の人が使っています


難聴の程度が軽度から重度まで幅広く対応できます。


こんな人におすすめ

・こもり感が気になる人

・充電式が良い人(耳穴型は種類が少ないです)

・難聴の程度が重度の人


長所

・聞こえが良い(違和感が比較的少ないので補聴器が初めての方は慣れやすいです)

・大きさ、形の種類が多い。

・機能性が良い

・目立ちにくい

 

短所

・汗の影響を受けやすい。汗かきの人、スポーツ時には向いていない。

・装着の練習が必要(装着は簡単と思う方も多いかもしれませんが、やってみると難しい場合もあります。練習すればできるようになる方も多いですが、手が不自由な方は無理な場合が多いです。練習して装着できるようになる方でも毎日練習して2週間以上かかる方も多いです。装着の練習だけにご来店される方もいらっしゃいます。)

 


耳穴型 
耳穴

補聴器全体の約35%の人が使っています

粘土で耳の型を取ってピッタリに合わせます。


こんな人におすすめ

・目立たない補聴器が欲しい人

・汗かき、スポーツ時に使う人

・メガネ、マスクをする人

 

長所

・目立ちにくい

・装着しやすい

・外れにくい

・汗の影響を受けない


短所

・ピーピー音(ハウリング)が鳴りやすい(音量を大きくするとピーピー音が鳴りやすいため重度難聴の人はむかないです)

・こもり感、自分の声に違和感がある

・充電式がほとんどない。電池式がほとんどである。


ポケット型 
ポケット

補聴器全体の約5%の人が使っています

最近はあまり使われていません。


こんな人におすすめ

・手が不自由な方

・寝たきりの人(ピーピー音が出にくい)

・重度難聴の人

 

長所

・操作がしやすい

・電池寿命が長い

・紛失しにくい

・ピーピー音(ハウリング)が出にくい


短所

・聞こえが良くない

・コードが邪魔

・目立つ

 

骨伝導型

骨導

音ではなく骨に振動を伝えて聞こえるようにします。

実用性は低くおすすめではありません。


短所

・デザインが悪い

・聞こえが良くない

・それほど音を大きくできない。


最後まで読んで頂いてありがとうございました。



2年目にご購入のお客様

 

定期的に調整には来てくれるが

毎回同じ事の繰り返しでした。

「聞こえない」「うるさい」「音を下げて」とおっしゃります。

使用頻度をお伺いすると週に23日、12時間使っているそうです。

「補聴器は慣さなくてはならないですよ」「毎日、なるべく長い時間使ってください」とお伝えすると

「そうやった。慣さないといけないね。もっと着けないといけないね」とおっしゃります。

「もっと着けていただいて慣れたら、もっと大きな音にしますので、頑張ってくださいね」

「わかった」

この繰り返しでした。

 

しかし

最近は違います。

「慣れたら、音が物足りなく感じる」「もっと聞きたいので、音を大きくして」とおっしゃるようになりました。

3ヶ月前に息子さんの自宅の近くに引っ越したそうです。

息子さんともっとお話がしたいと言う目標ができたことで、モチベーションが上がった様です。

最後は「補聴器に慣れたので、補聴器がない生活は考えられない。1日中着けています。」

とうれしいお言葉をいただきました。


最後まで読んで頂いてありがとうございました。


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