きくときく

認定補聴器技能者が日々、成長のためがんばってます。 補聴器とまったく関係ない私の頭の中も綴ります。

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この本を読んだ理由

女心というものがまったくわかっていません。

女性社員が怒っていることに気づきません。

気付いたとしても何に怒っているかわかりません。

働く女性の気持ち、頭の中を少しでもわかることができたら良いなと思い読んでみました。


◎内容紹介(アマゾンより)

女の生き方は時代によって左右される――。「女性活躍」時代のリアル。

管理職への昇進を拒む深い葛藤、やりがいと低賃金の狭間に生きる姿、「勝ち組」の敗北感、

認められない家庭生活での活躍、そして男をも襲うプレッシャー。

「女性活躍」推進の期待が高まる一方、「産め働け活躍しろ……! 冗談じゃない! 」女たちは規範の押し付けに悩み、苦しみ、怒っている。

人びとの等身大の本音を長年にわたる定点観測ルポで掬い上げ、時代ごとの生き方トレンドに翻弄される、

一人ひとりの働きづらさや生きづらさの本質を解き明かし、それぞれが希望の光を見出せる社会を考える。

 

多くの女性を何年間にもわたって継続的にインタビューして、取材結果が記述された本です。

女性活躍推進法が、働く女性を応援するどころか追い詰めている事例。
女性との出世競争に負けた男性が「逆男女差別」と主張する。
女性を育てるのは男性上司の役目で女性を育て方に悩む男性。
インタビューの内容が生々しく興味深く読めました。

昔はバリバリ働いている女性は独身のイメージであった。
今は少子化、労働人口の減少で女性は、働かないといけないし子供も生まなくてはならない。
そんなプッレッシャーを感じ悩んでいる女性がいる。
男性の育児休暇取得、保育所問題など環境もまだまだである。

簡単に人間を男性と女性の2種類に分けることは不可能である男性も女性も1人1人それぞれの生き方がある。


この本を読み一番の収穫は、男女平等の意味を間違えていたことに気づいたこと。

男女平等とは、男性も女性も同じ土俵に立ち、同じルールで同等に評価されることと理解していた。
女性だから優しくする。女性だから特別扱いをすることは逆に差別と理解していた。
しかし人間それぞれの性格であり、考え、環境、仕事のモチベーションなども様々である。
みんなが同じであるはずがない。
平等に接するのと全員同じ様に接するのは違うと知った。






【こんな人におすすめ】

〇部下が何を考えているのかわからない

〇部下が指示に従わない

〇効果的な面談のやり方が知りたい


 私が新入社員であった20年前と今は違います。

同じやり方で行っても部下は言うことを聞いてくれません。

それどころか辞めてしまう社員もいます。

人を動かすことほど難しいことはありません。

部下がやる気になり、結果を出してくれる方法は。正しい個人面談です。

 

面談を行う目的が大事

面談の目的は、やる気を出してもらう、ポジティブになってもらうなど、部下を変えようとするのではなく

部下のニーズを聞き出すために行います。

そのニーズと自分の目的を同じ方向に向ける。

例)

3年後に出世したい→必要な能力、成果を共有し、それに向けた計画を一緒に立てる。

家事があるので、18時には帰りたい。→仕事の成果は落とさずに18時に帰れる方法を一緒に考える。

3年後に独立したい→独立に役立つ事と現在の仕事の成果に繋がることを両立することを考える。

 

面談には技術が必要

時間は10分~15分

1回の面談で完結する必要はない。

定期的に継続する(1ヶ月に2回など)

内容を紙に書く

タイプ、性格など部下それぞれに合わせた面談を行う

ティーチングではなく、コーチングで行う。指示、誘導するのでなく気づかせる

 

何を話して良いかわからない時のセリフ集

現状に対して

「仕事を楽しめていますか」

「もっと楽にする方法はありますか」

「何か困っている事、手伝う事はありますか」

「私と仕事をしていてやりにくいと感じる時は、どういった時ですか」

目標設定に対して

「思い切ってするなら何をしますか」

「全力で行ったら、何ができますか」

「半年後、1年後、3年後どうなっていたいですか」

「この目標を達成したらどうなりますか」

「目標が高いと感じるのであれば、ちょっとでも目標に近づく方法はありますか」

「仕事に楽しさが追加したらどんな気持ちですか」

結果に対して、

「どれくらい行動しましたか」

「何度チャレンジしましたか」

「このままで本当に大丈夫ですか」

「これから先、どうする考えですか」

「これから先、気になることはありますか」

「先々の事を考えて私に伝えた方が良い事はありますか」

沈黙も有効に使う

 

様々なテクニック、注意点など詳しく書かれており、大変勉強になりました。

不安はまだありますが、実行すれば必ず結果につながると確信しました。

勇気を出して実行に移します。






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