きくときく

認定補聴器技能者が日々、成長のためがんばってます。 補聴器とまったく関係ない私の頭の中も綴ります。

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形

補聴器フィッティングのケース記録 7ページ

補聴器特性

フィッティングが適切に行われたと判断した測定日の 50 又は 60708090dBSPL 入力時の周波数特性表を貼り付けているか。

測定の再現に必要な条件を記入しているか。

測定の結果が聴力や装用閾値、スピーチオージオグラムと整合性があるか。



耳かけ

補聴器フィッティングのケース記録 6ページ

補聴効果の記録

測定日、測定単位、測定耳、非測定耳の遮蔽方法、音場における語音明瞭度測定の校正時の基準値を正しく記入しているか。

フィッティングが適切に行われたと判断した回の補聴効果の記録(装用閾値、スピーチオージオグラム)を記入しているか。

補聴効果が得られているか。

パソコン画面上の補聴器調整データ

フィッティングが適切に行われたと判断した回の利得、最大出力、機能設定等の確認できるものを貼り付けているか。

可能な限りカプラの種類、入力音の種類は補聴器特性表と同設定にしているか。



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補聴器フィッティングのケース記録 4ページ

フィッティングの記録

「初回フィッティングの記録」、「フィッティングを妥当と判断するまでの主な経過」、「フィッティングが適切に行われた結果と評価」の 3 回の記録を記入しているか。

主訴

お客様の最も重要な訴え。

例)声が聞きづらい。聞き返しを減らしたい。など

処置

どの様な調整を行なったか。

例)弱めの利得にしました。音を3㏈上げました。など

主観評価

お客様の感じ方・見方で評価をするのが主観評価。

環境騒音が我慢できる範囲になっているか。

例)うるさい、音がキンキンする、装用感が良い、会話ができている。など

客観評価

各種の測定結果から評価するのが客観評価。

補聴器装用閾値

ファンクショナルゲインが聴力レベルの半分(ハーフゲイン)であるか,装用閾値が1000Hz35dB HL以内であればよい。初回フィッティング記録はこの値に達して無くても良い。
最終のフィッティングが適切に行なわれた結果と評価では、この値に達する様にする。

スピーチオージオグラム

装用時の明瞭度が小さめの音圧から70dBまたは80dBまでの広い範囲で良好である。音圧の上昇とともに明瞭度が低下する現象がないことが好ましい。測定範囲内での装用時の最良の明瞭度が裸耳の値より15%以上低下している場合は適合不十分です。

初回フィッティング記録はこの値に達して無くても良い。
最終のフィッティングが適切に行なわれた結果と評価では、15%以内にする。

総合評価

主観評価と客観評価の内容から、自分が判断した評価。

主観評価と総合評価の内容を引用し、まとめを記入。

 

※主観評価及び客観評価は、NPO 法人 日本補聴器技能者協会作成

「販売店における補聴効果の確認法 第 3 版 平成 30 6 月」を基本とする。




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補聴器フィッティングのケース記録 3ページ

器種及び装用耳の決定理由

装用者の主訴や生活環境等に合わせて器種・装用耳を決定しているか。

例)目立たないものをご希望、装用感が良いため、ご本人から片耳装用をご希望があった、左のほうが明瞭度が良いため。など

※装用耳について医師の指示があった場合、指示を受けて認定補聴器技能者としてどのように考え決定したかを記入すること。




耳穴

補聴器フィッティングのケース記録 2ページ

オージオグラム

気導

わざわざ難しい事例にせず、一般的な加齢性の方の事例で聴力の左右差を15dB程度の事例が無難である。右が実線、左が点線

骨導 マスキング

マスキングレベルの数値を書く枠は、右の枠に書くのは、左にかけるマスキングの数値。

平均聴力レベル(計算間違いに注意)を適切に記入しているか。

聴力レベルが障害者総合支援法の要件を満たす場合は、障害者手帳の等級、支給された補装具の名称、手帳の交付を受けていない場合はその理由等を記入しているか。

語音明瞭度

最高語音明瞭度の測定ができているか。

スピーチオージオグラム(受話器)に語音明瞭度曲線(右左とも実線)を正しく記入しているか。




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